幅狭ポインテッドトゥパンプスSybilについて

幅狭ポインテッドトゥパンプスSybil（シビル）のおすすめポイントは、履き口のカッティング。親指と小指の付け根を覆い、両サイドも深めにしてホールド感を高めながら、もたついた印象にならないよう工夫しました。

• 食い込みにくい
• 包み込んでくれる安心感がある
• 見た目にもたつかない

この3つがSybilの大きなメリットです。

つま先はシャープ過ぎない、甘さを残したポインテッドトゥ。指長さんのために中指、薬指のスペースも作りました。

中敷はアッパーと同色のトリミングがアクセントになり、脱いでもオシャレ。

そしてヒールは軽やかなスタックヒールです。アッパーのカラーに合わせて、それぞれヒールの色も変えています。ヒール高は5cmで、安定した履き心地。

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ご注文を受けてから生産にかかるため、締め切り日から70日前後でのお届けとなります。

大量生産ではなく、国内のメーカーでひとつひとつ手作りしています。

履き口のカットなどは先に書いたとおりなのですが本当に注目していただきたいのは、アッパーにハギがないことです。

何それ？と思われた方も多いことでしょう。アッパーのハギなんて、あまり知られていないことなので。

通常パンプスは、内側の土踏まず近くにハギが入っています。お手持ちのパンプスを見てみてください。これはヒールのあるパンプスだとパターン上必要になるものです。細かい説明は省きますが、物理的にそうならざるを得ない、という感じ。Chochotteのパンプスもほとんどがハギが入っています。

でもSybilはハギを入れず、１枚革でくるりと足を包むようにしてみました。継ぎ目はかかとのうしろだけ。

実はこれ、とても難しくパターン技術を要するのと、底付けの時も普通より神経を使い、革の裁断効率も悪い。
なのであまり使われることのない技術なのですが、ハギを入れず一枚革にすると、足を包んでくれる感じがよりソフトになり、高級感も生まれます。
効率は悪くてもいいものにしたい、という職人さんの気概を感じていただけたら嬉しいです。